脳梗塞(脳卒中)の症状
症状からだけでは、脳梗塞と脳出血と明確に分けることは出来ません。ここでは脳卒中の症状として以下に主だったものを列記します。
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意識の混濁、意識がない
脳の障害の範囲が広い時に意識が混濁してきます。少しぼんやりする程度の軽いものから、意識が全くなくなってしまう程の重いもの(昏睡状態)まで、障害の程度によって大きく幅があります。脳梗塞の場合であれば、大きな梗塞となったアテローム血栓性梗塞、心原性脳塞栓の時に、意識障害が出現します。 |
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麻痺、脱力、しびれ、感覚鈍麻
片側の手、足、顔面の半身に麻痺、脱力が急に出現することがあります。また、同様に半身のしびれが出現することがあります。運動の麻痺、感覚の障害とも症状の反対側の脳に病変があると考えられます。 |
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言葉が出ない、理解できない
意識はあるにもかかわらず言葉が出ない、出ても意味をなさない、限られた言葉しか出ない、言い間違えが多い、また、こちらの言っていることが理解できない、といった症状は、言語中枢の障害された状態であり失語症といいます。一般的に左の脳の障害で出現する症状です。 |
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口がうまくまわらない
お酒を飲んだわけでもないのに呂律(ろれつ)がうまく回らない状態を構音障害といいます。失語症と異なる点は発声される音は聞き取りにくくても、話す内容に問題はなく、言語理解も問題ありません。 |
(5) |
めまい、嘔気
めまい、嘔気は脳の病気以外では内耳という耳の奥の部分の障害でも生じます。めまい、嘔気が直ぐに改善せず、構音障害、歩行障害、等の他の症状が伴う場合は脳卒中を疑う必要があります。 |
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頭痛
脳卒中のうち、くも膜下出血では突然の激しい頭痛で発症し、脳出血にも頭痛を認めます。脳梗塞では頭痛で発症することは少なく、大きな梗塞で稀に生じます。脳卒中の頭痛では嘔気を伴うことが多いです。 |
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視野がかける
視野の片側半分が欠けてうまく見えないといった症状は脳の後頭葉の障害が考えられます。脳梗塞で時々見られる症状です。 |
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物がだぶって見える、目の動きが左右で異なる
片目ずつで見る能力には問題がないのに、両目で見ると物がだぶって見える現象を複視といいます。目の動きに問題があって生じる症状です。ひどくなると他の人が外見から目の動きや位置に左右差があることが分かる様になります。 |
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うまく歩けない、手足の動きがぎこちない
麻痺がなくてもバランスが悪くなってうまく歩けなくなる場合があります。また、手足の動きにスムーズさがなくなり、思った位置にうまく運べないといった症状を運動失調といいます。小脳の障害で生じます。 |
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動作の異常
いつも普通にできている動作がうまく出来なる場合があります。服を着る、TVのリモコンや携帯電話を使う、というような動作が出来ない症状を失行といいます。頭頂葉の障害で生じます。 |
《一過性脳虚血発作》
上記の症状(頭痛、めまいを除く)がある時間(一般的に2〜15分程度)続いて消失することがあります。このような状態を一過性脳虚血発作といい、脳梗塞の前ぶれ症状と考えられます。未治療では数年以内に20-30%が脳梗塞になるというデータがありますので、そのまま放置せずに必ず病院を受診してください。